2016年6月13日月曜日

あれから3か月


今は亡き風景。
アトリエを構えていた河原町繊維問屋街、通称みよし通りを2016年3月3日に撮影したものです。
  
3月12日に発生した火災により、河原町繊維問屋街の一部、そしてアトリエも焼失し、この風景は全て灰になってしまいました。
あれから3か月。今この写真の場所は燃えた瓦礫が全て撤去され何もありません。

写真に写っているレトロな看板は、河原町繊維問屋街のシンボル的存在で、場所を説明する時にも活躍し、街を訪れる多くの写真愛好家の方がこの看板を写真におさめていました。
これら全てが、3か月経った今でも懐かしく思い出されます。

TOMOKABANは、アトリエを移し、再スタートを切りました。たくさんの方のご支援のおかげで、仕事道具を揃える事ができ、オーダーを開始し、先日久しぶりにサコッシュを発送しました。
失った物のあまりの大きさに、一時は失望し、涙すら出ない状況でしたが、再開を目標に、そして今は前よりも良くなるようにと想いながら進んでいるところです。

火災、そして地震と、短期間に二つの災害を体験しました。2015年夏の台風を考えれば、「地震、雷、火事、親父」…次、来るなら来い!と思う余裕もでき、笑えるようになりました。
人生、最悪の事は何度でも来るんだね、という事がよくわかったとも言えますが、だからこそ今を一生懸命生きたいと思っています。

この風景にしがみついているわけじゃない。むしろ、大切に心の中に保管して、きらきらしていた毎日と尊い時間をそっと思い出す、そんな一枚です。
いろんな事があるけれど、私は元気です。
今日も1日ファイト!

0 件のコメント:

コメントを投稿

カバ子のブログへようこそ!
コメントありがとうございます。
いただいたコメントには必ず返信させていただきますので、
しばらくお待ちくださいね。